今年は「卒業旅行や謝恩会も控えて」 ネット上では“つらい”の声も

緊急事態宣言の延長などを受けて、学生たちには卒業旅行や謝恩会などの自粛が呼びかけられた。複雑な心境を吐露するユーザーが続出している

2021/02/03 16:00


卒業式のイメージ
(gyro/iStock/Getty Images Plus/画像はイメージです)

緊急事態宣言の延長に伴い、政府の分科会などから、学生らに「卒業旅行や謝恩会などは控えてほしい」と呼びかけられた。

インターネット上では、現在の社会情勢は十分に理解しつつも、複雑な心境をつぶやくユーザーも少なくない。



■今年は卒業旅行も謝恩会もなし

2日夜に臨時の記者会見を行なった東京都の小池百合子知事は、卒業シーズンが迫っていることを受けて「追い出しコンパや謝恩会、卒業旅行もなしでお願い申し上げます」と、学生らに向けて強く呼びかけた。

卒業旅行については、同日に会見を開いた政府分科会も、医療体制は依然として逼迫した状況が続いており、「卒業旅行などの感染リスクが高い行動」の自粛を求めている。


関連記事:GoToトラベル、全国一律で一時停止 「帰省自粛」を検討する人も

■ネット上では複雑な声

こうした事態を受けて、インターネット上では「GoToで旅行した人がいっぱいいるのに、そのとばっちりが卒業旅行、謝恩会の自粛のお願い? 一生に一度なんですけど」「大人がGoToしてる間、私たちはずっと家で誰にも会えずにパソコン見てましたけども」「卒業旅行自粛とかさ、するべきなのは分かるけど散々GoTo推してたのにこれはだめなの…」と、複雑な思いを吐露するユーザーが続出。

中には「2年前から卒業旅行の計画立てて楽しみにしてたのになぁ。卒業旅行って1度しかないからつらい」という声も。


関連記事:GoToトラベル、全国一律で一時停止 「帰省自粛」を検討する人も

■人とのつながりの尊さを実感

多くの人々の人生の節目にも影響を与えている、新型コロナウイルス。しらべぇ編集部が全国の10代~60代の男女2,168名を対象に実施した意識調査では、全体で53.5%もの人が「新型コロナ前より人とのつながりの大切さを実感した」と回答している。

新型コロナウイルス蔓延前より人とのつながりの大切さを実感したグラフ

これまで当たり前にできていた卒業旅行や謝恩会、歓送迎会。人生で1度きり、仲間たちとのかけがえのない時間を奪われてしまうことは、悔やまれる。

・合わせて読みたい→Go Toキャンペーン、東京追加決定も開始時期は判断持ち越し 賛否は真っ二つに

(文/しらべぇ編集部・衣笠 あい

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2020年7月3日~2020年7月7日
対象:全国10代~60代の男女2,168名(有効回答数)
卒業式小池百合子新型コロナウイルス緊急事態宣言
シェア ツイート 送る アプリで読む

編集部おすすめ


人気記事ランキング