老舗弁当店の「注文ドタキャンSOS」が話題 社長に現状と対策を聞いた

200年続く老舗弁当店でもコロナ禍による大きな打撃が。社長の今の想いを直撃

2021/02/04 14:30

コロナ渦で飲食業が壊滅的打撃を受けているが、休業支援金対象外の製造業も悲鳴をあげている。そんな中、江戸時代から続く弁当店が公式ツイッターでSOSを発して、大きな話題を呼んでいる。



 

■200年続く弁当店でも

江戸時代から200年続く弁当店「日本橋弁松総本店」(東京都中央区)は、全国に多くのファンを持つ人気店だ。しかし、テイクアウトの人気店でも、コロナ渦で大きな影響を受けているという。

弁松
(写真提供:日本橋弁松総本店)

都内の大手百貨店にも複数の売り場を構えているが、「特に東京駅近くの百貨店売り場の打撃が大きい」と樋口社長。デパ地下で弁当を買って新幹線に乗り、各地の出張に出かけるビジネスマンがかつては大勢いた。

しかし、コロナ渦で出張が大幅に減り、東京駅周辺の多くのオフィスもテレワークになってしまった。その結果、デパ地下に弁当を買いにくる客が激減。また、百貨店では閉店間際に来店する客も多かったため、時間短縮営業のダメージも受けているそうだ。


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■SOSツイートが大反響

そんな中で、大口の注文もキャンセルになってしまい、なんとかできないかと考えた社長がツイッターでつぶやいた。「お助けください。直近でかなりの大口のご注文が入っていたのですが、まさかのドタキャンとなってしまいました」。

「弁松ではキャンセル料はいただいておらず、 幸いまだ調理はしていないので廃棄処分になるわけではないのですが、緊急事態宣言の延長とともにかなりこたえるダメージとなりました」と投稿。4日午後1時半現在4.9万件のいいねが押されている。

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