関東で統計史上最も早い「春一番」吹く キャンディーズがお役所仕事を変えた?

本日発表された「春一番」の言葉の由来は長崎県にあり? クイズプレイヤーでもある気象予報士・千種ゆり子さんが解説。

2021/02/04 16:00


気象予報士・千種ゆり子

関東地方で統計史上最も早い春一番が吹きました。クイズ好きの気象予報士・千種ゆり子が、春一番に関するクイズと小ネタをお届けします。


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■「春一番」が誕生したのは…

2014年に47歳の若さで亡くなったモノマネ芸人と、アイドルグループ・キャンディーズの歌から連想される気象現象といえば…春一番ですが、モノマネ芸人・春一番のデビューは1988年。『春一番』の発売は1976年。では気象現象の春一番が生まれたのはいつでしょう?

ペリー・黒船
(Christine_Kohler/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

諸説ありますが、1859年に長崎県の壱岐でこの言葉が生まれたと言われています。黒船・ペリーが浦賀に来航したり、桜田門外の変で井伊直弼が暗殺されたりした、あの時代です。


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■長崎での事故がきっかけ

1859年3月17日、長崎・壱岐の53名もの漁師さんが亡くなる海難事故があり、戦後の1956年に気象関係者の間でこの言葉が使われ始めました。1962年にはマスコミにも取り上げられていたそうです。

しかし残念ながら、メディアの力だけではこの言葉は市民権を得ることはできず…10年以上の時は流れ…

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■気象庁を変えたキャンディーズ
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