漫画家・小林よしのり氏、アンジャッシュ渡部建バッシングに異議 「告発自体が快感に」
昨年末に謝罪会見を開いたもののの、その後も批判が収まらないアンジャッシュ・渡部建の不倫問題。よしりん先生の意見は…。
■弁明は消耗戦に
−−−確かに渡部は弁明という弁明をしなかった。
小林:それでも叩かれるんだから、もう黙っておくしかなくなっちゃうよ。「相手の女性は、じつは承認願望めちゃくちゃ強い奴でこうだったんだぞ、ああだったんだぞ」とか言いたくても、それを言ったら泥沼状態になって、ますますバッシングされる。
でも、一方側だけの弁明を全部流してしまうというのは名誉棄損だよね、本当ならば。それに対して、名誉棄損だと裁判に訴えるのは大変に無駄な労力だよね。お金も時間も使って、消耗戦になっていく。
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■30年前は「不倫ブーム」
−−−だから、平身低頭謝るしかなかった、ということですよね。
小林:80年代は不倫ブームだったのにね。30年経って不倫バッシングがブームになるとは思わなかったな。格差社会で人々の気持ちにゆとりがなくなって、感情が劣化した結果だとわしは思っている。
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(取材・文/France10・及川健二)