昔なつかしい駄菓子の終売が相次ぐ 「日本一のだがし売り場」に想いを聞いた

駄菓子屋文化の灯を消さない覚悟の副社長。その想いに迫った。

2021/02/05 09:30


 

■日本全国すべての駄菓子が

街の駄菓子屋が衰退することに懸念を抱いていた安達氏らは、10年前に「日本一のだがし売り場」を開店。小学校の体育館8つ分の倉庫に、日本全国すべての駄菓子を集結させている。

日本一のだがし売り場店内
(写真提供:日本一のだがし売り場)

大人買いコーナーや縁日屋敷、マンガのシカダ駄菓子の店舗を再現するなど、「駄菓子テーマパーク」となっている。コロナ禍前は各地からバスツアー客が訪れ、多いときにはバス20台、来場者約8,000人という日もあったという。

その中でダントツ一番人気が、十数種類を揃えるうまい棒だ。また、ほかではなかなか手に入らないピンク色したさくら大根やすもも、つまようじで食べるさくらんぼもちも人気となっている。


関連記事:不思議な「ようかいけむり」がまもなく販売終了 駄菓子屋も全盛期の10分の1以下に

 

■コロナ禍でもなんとか

昨年の2月は過去最高の売上を記録するも、コロナ禍が直撃。2月末からは2週間の休業を余儀なくされた。昨年の12月の売上は7割減と大きな打撃を受けている。

安達氏は、「先月末からは、近場で楽しみたいという県内客が多く訪れた」と話すが、バスツアー客が戻ってこないと厳しい状態が続くという。「ツアー客が戻ってくるのは、ゴールデンウィーク明け頃になるのではないか」と語るが、駄菓子文化の灯を消さない覚悟だ。

・合わせて読みたい→ショッピングモールの駄菓子店『夢や』の福袋 ワクワク感と実用性は最高

(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

Amazonタイムセール&キャンペーンをチェック!

駄菓子駄菓子屋うまい棒新型コロナウイルスコロナ禍アメハマ製菓すももさくら大根日本一のだがし売り場
シェア ツイート 送る アプリで読む

人気記事ランキング