キノコにカサがある理由をチコちゃんが解き明かす 子孫を残すために必要だった
『チコちゃんに叱られる』でキノコのカサがなぜついてるか解説。子孫を残す知恵だった。
■上昇気流が生まれるのはなぜ
胞子はカサから下に向かって放出された後、上に舞い上がって風に乗り、遠く広くに飛んでいく。このカサによって上昇気流が起こる原理は、飛行機の翼と同じだという。
カサの上部に気圧の低い部分が生まれ、カサの下部に気圧の高い部分が生まれることで、上昇気流が発生する。キノコの胞子が舞い上がるためには、地熱や地面から出る蒸気によって生まれる空気の流れも関係するが、キノコのカサの形も重要だという。
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■もう1つのメリット
カサの下から胞子を飛ばすのはもうひとつメリットがあるのだという。飴から胞子を守って濡らさないようにという「傘」の役割。胞子が濡れると重くなり、遠くに飛ばなくなってしまうため、常に乾いた状態を維持している。
一方で、キノコはノボリリュウタケやヤマブシタケなど傘の形が歪なものもある。キノコの形と胞子を飛ばす因果関係がまだ確実に判明しておらず謎のままだという。今回説明された上昇気流を生む効果や胞子を雨から守るだけでなく、ほかにも大事な役割があるのかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・Aomi)