今年の桜前線はいつ頃? 開花の仕組みと合わせて気象予報士が解説

桜が開花するために必要なのは「暖かさ」だけじゃない? 気象予報士・千種ゆり子さんの解説は…

話題

2021/02/08 17:30

気象予報士・千種ゆり子

立春を過ぎ、暦の上では春。あと1ヶ月も経てば桜シーズンが目前です。感染を防ぎながら桜シーズンを楽しむにはどうしたらいいのか。今から考えておけば、きっと桜を満喫できるはず。気象予報士・桜YouTuberの千種ゆり子がご提案します。


画像をもっと見る

 

■桜開花は冬の寒さと春の暖かさで

前年の秋までに出来上がって休眠に入った桜のつぼみは、冬の厳しい寒さによって目を覚まします。これを「休眠打破」と言います。その後春に暖かくなることで、桜は開花します。

桜が咲くまで

意外かもしれませんが、桜が咲くには冬の厳しい寒さによる目覚めが必要。「温暖化が進むと桜が咲かなくなる」と言われているのはこのためです。


関連記事:無印良品、“桜もち風味の緑茶”が大人気 飲む前から感じた完成度の高さ

 

■平年より早めの開花に

今冬はたびたび寒波が流れ込みましたが、冬の入り口である11月の気温がかなり高かったため、休眠打破は鈍めのところが多いとみられます。しかし、2月から3月にかけては高めの気温が予想されています。

この2つの要因が相殺し合いながらも、結果としては春の暖かさの影響の方が強く残り、平年より早めに咲くのではないかとみられています。

桜開花前線

東京では、だいたい平年並みの3月21日に開花、30日に満開を迎える予想です。関東から西では、早ければ3月下旬には桜シーズンが到来します。


■コロナ禍でのオンライン花見のススメ

咲く時期はわかった。とはいえ、やはり今年は遠出をしたり名所に行ったりするのは難しそう…そんな方にオススメしたいのが「オンライン花見」です。

株式会社ドローンエンターテイメントは、日本屈指の桜の名所(5ヶ所を予定)から、リアルタイム生配信を行う予定であると報道発表しました。

紫雲出山
(世界のメディアも認めた香川・三豊市の紫雲出山の桜/写真提供:ドローンエンターテイメント)

4Kドローン、FPVマイクロドローン、複数台の定点カメラ、8K360度カメラなどの様々な機材によって、まるでそこでお花見をしているかような映像が楽しめるそうです。

ちなみに同社は昨シーズンにも全国50か所の桜の名所をドローンで撮影しており、その映像を使ったライブ配信もYouTube上で2月から行うそうです。来る桜シーズン本番に向けて気持ちを高めるのに良さそうですね。

・合わせて読みたい→冬に咲く絶景「さくらライトアップ」が話題 コロナ禍での苦悩について聞いた

(取材・文/気象予報士・千種ゆり子

この記事の画像(4枚)