80代女性の悲痛な声にSNSが呼応 渋谷バス停に「思いやりの結晶」が設置される
昨年の11月末、渋谷のとあるバス停が話題に。約2ヶ月の間で、現地に大きな変化が起こったようだ。
■2月になって転機が訪れる
悶々とした状態で年を越すことになったワケだが、2月の第1週、話題のツイートを投稿したスミ氏より、こちらのバス停に関する続報をキャッチ。何でも「近日中にベンチが設置されることが決まった」というのだ。
そこで5日に「渋谷二丁目」のバス停を再度訪れたところ、そこには確かに真新しいベンチが設置されているではないか。
決して大きいベンチ…というワケではないが、人が2名腰掛けるには申し分のないスペースである。
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■SNSの発信が社会を動かした
再度、東京国道事務所に確認をとってみたところ、こちらのベンチは4日の夜間に設置が完成したばかりと判明。設置までの経緯については「『東京都交通局』さまが主体となり、当事務所も協力させて頂きました」とのこと。
「ベンチを必要としている人が存在する」という事実は前述のツイートがなければ、必要な場所に届くまでもっと時間を要したか、下手をすれば一向に届かなかったケースも考えられる。
そういった意味でも、ベンチが設置されるまでの一連の流れは「SNSからの発信が社会を動かした」好例と呼んで差し支えないだろう。
ちなみに8日の16時時点では、まだ問題の椅子の存在が確認できるが、こちらも近いうちに姿を消すと考えると妙な寂しさを感じてしまう。
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(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)