飲食店での迷惑行為に周囲の客もドン引き 苦悩する店長の想いを直撃
コロナ禍で気をつかうとんかつ店で同士のトラブル勃発。現場で何が起きていたのか…
福岡市の飲食店から始まった「黙食」が全国に広まりつつある。京都市はホームページ上で、黙食のPOPを自由にダウンロードできるようにしている。そんな中、奈良県のとんかつ店で客同士のトラブルが発生。しらべぇ取材班は当時の状況を、店長から詳しく聞いた。
■客同士で口喧嘩勃発
奈良市のとんかつ店「まるかつ」は、まるかつ無料食堂を実施するなど、社会貢献にも積極的な店だ。その店に7日夕方、5人のグループがやってきた。
今日、大声での会話や口喧嘩など迷惑行為が目に余り、ついに「お代は結構ですのでお帰りください」を発動しました。他のお客様のことを考えると申し訳なく、その人たちのことを考えると後味が悪く、今でも変な気持ちになります。飲食店というささやかな楽しみの場を守れるように、まだまだ勉強します。 pic.twitter.com/SO6cVx3sE2
— とんかつ店まるかつ@奈良 (@marukatsunara) February 7, 2021
大声で話しながら入店してきて、そのうちの1人は酔っている様子だったという。その後メンバー同士で大声で口喧嘩を始めて、一人は店から出ていったそうだ。
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■店長が「お帰りください」
スタッフが「ほかのお客様の迷惑になりますし、感染予防のためにも、もう少し小さな声でお話いただけますか」とお願いするも、聞き入れられなかった。その後も大声での会話が続いたため、事務所にいた店長がスタッフから事情を聞いたのちに、グループに注意。
すると、今度は店長を怒鳴りつけてきた。店長はまわりの客のことも考慮し「お代は結構ですので、お帰りください」と宣言するも、すぐに帰らなかった。