東日本大震災から10年 民放キー局とNHKの共同プロジェクトが発足
共通のテーマ『キオク、ともに未来へ。』のもと、各局がニュース企画やドキュメンタリーなどを制作。局の垣根を越え、協力して進める。
■いまだ海底に残る大量のがれき
本プロジェクトとして、テレビ東京で放送される『東日本大震災から10年 海に残る爪痕(仮)』の概要は以下の通りだ。
3月、東日本大震災から10年を迎える。しかし、いまだ海底には大量のがれきが残されている。宮城県と福島県の漁業者は2019年10月以降に、約500万トンものがれきを回収したという。
漁業の足かせとなり、生態系への影響も懸念されている。これまで主に自治体が回収を進めてきたが、なかなか進まない現状に、自前で回収をし始めた漁業者もいる…。
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■被災地の今に迫る
一方、ダイバーの資格を取得して自ら海に潜り、行方不明となった家族を探し続ける人がいる。 宮城県女川町(おながわちょう)では、当時の町民の1割近い827人が死亡・行方不明となり、いまも多くの方が見つかっていない。
当時の中学生たちが「1000年後の命を守ろう」と、ここよりも上に逃げれば安全という目印をたてる“石碑プロジェクト”も続いていた。 漁業者、研究チーム、ダイバー、町民などへの取材を通し、あの日から10年がたった被災地の今に迫る。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)