五輪組織委・森会長の後任は川淵三郎氏へ 高齢などに不安の声相次ぐ
森会長が辞意を表明し、後任に川淵氏が濃厚であることがわかった。ネットでは期待と不安、様々な声が飛び交っている。
11日、東京五輪・パラリンピック組織委員会森喜朗会長が会長職を辞任する意向を表明。それを受け、森会長の自宅で、Jリーグ初代チェアマンを務めた川淵三郎氏が森会長と会談したことがわかった。
■「人生最後の大役と思って」
森会長から就任を要請されたという川淵氏。会談後の取材には、「人生最後の大役と思ってベストを尽くしたい」と就任に前向きなコメントをしている。
川淵氏は、サッカーの元日本代表選手であり、日本代表の監督を務めた経験もある。その後には、Jリーグ初代チェアマンを経て元日本サッカー協会会長に就任。現在は、日本トップリーグ連携機構会長や東京オリンピック選手村村長を務めているスポーツ界の重鎮だ。
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■森会長が「名誉会長」になる可能性も?
会長を辞任する意向を示した森会長だが、日本トップリーグ連携機構などのように「名誉会長」といった名目で組織委員に残り続けるのではないかという声も。
名誉会長として残り続けるのであれば、組織的にはほとんど変わらないといっていいだろう。
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■「森よりはマシ」「結局老人…」
ネットでは、女性軽視などの発言から炎上した森会長から川淵氏に変わることに「森よりマシ」「やめてくれてよかった」「経験豊富な川淵氏に期待」と期待する声がみられた。
一方で、「変わらなくない?」「何の期待も抱けない」と残念がるコメントも。また、川淵氏が84歳であることから「変わっても老人じゃん」「もっと若い人いないのかよ!」と年齢を不安視する人も多くいる。
様々な意見が飛び交う組織委員会会長の人選。悪い意味で注目が集まってしまっているだけに次の会長の椅子は今まで以上に重い責任が乗っかっているだろう。
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(文/しらべぇ編集部・Aomi)