チコちゃんが説明した「柔道の帯が黒い理由」 色には創始者の思いが
『チコちゃんに叱られる』で柔道の黒帯がなぜ黒か解説。創始者の教えに秘密があった。
■柔道の歴史は…
柔道のルーツは古流柔術にあり、江戸時代には100以上の流派が存在していた。その中でも、「天神真楊流」「起倒流」を学んでいた嘉納がこれら2つの流派を元にして、他の流派もうまく取り込み、独自の理論を確立。
そして、明治15年に講道館と柔道が誕生。明治20年には嘉納が修行のモチベーションを維持しやすくなるように段位制度を取り入れた。
関連記事:トム・ブラウンみちお、相方への熱い想いを吐露 爆問・太田は思わず「気持ち悪い」
■段位がわかりやすいように
天神真楊流では、段位によって稽古着の色が違ったが、当時の技術では、稽古着の色を変えるのはお金と手間がかかりすぎる。嘉納は、柔道を誰でも気軽に始められるように「柔道着は1番シンプルで清潔感のある白」というルールを決めた。
柔道着の色で段位を表せなくなるため、ここで帯の色を変えるアイデアが登場。このときに白い柔道着から目立つように黒になったとされている。
番組では、黒帯の上に紅白帯と紅帯があることを紹介してテーマを締めた。ネットの通説には間違いも混じっているというわかりやすい事例だったのかもしれない。
・合わせて読みたい→『バイキング』坂上忍、教員の懲戒処分の甘さに苦言 「納得する人いない」
(文/しらべぇ編集部・Aomi)