ニジマス放流による生態系への影響が物議 じつは外来種だった身近な生き物5選

群馬県太田市が市役所近くの川にニジマス約1,000匹を放流して問題に。外来魚として問題になっているためだが他にも…

2021/02/13 13:30


 

②ヒメジョオン

ヒメジョオン
(Kimichan/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

春に道端などで白い花を咲かせるヒメジョオン。全国で見られるもっとも身近な雑草のひとつだが、じつは北米原産。花の形から分かる通りキク科の植物で、キク科らしく根を地中深く張り、数多くの種子をつくる能力があるため、繁殖力が異常に強い。

日本の侵略的外来種ワースト100と、生態系被害防止外来種(その他の総合対策外来種)にともに指定されている。


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③セイヨウタンポポ

タンポポ・セイヨウタンポポ
(meteo021/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

「セイヨウタンポポ」という名前を知っている人は、これが外来種であることを認識しているはず。しかし、街中で見られるタンポポのほとんどは外来種もしくは外来種との交雑種であることもご存知だろうか。

見分け方のひとつは、一般の花におけるガクに似ている部分(総苞片)が下向きに反り返っているのが外来種、上向きに包み込むような形のものが在来種である。総苞片に注目して見ると、とくに都会の道端に生えているタンポポの大半は反り返っているのがわかるはず。

花びらのように見える花冠が白いシロバナタンポポも在来種だが、街中ではあまり見られない。「外来種タンポポ種群」として、日本の侵略的外来種ワースト100と生態系被害防止外来種(重点対策外来種)に指定されている。

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④ムラサキイガイ
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