高岡早紀、最恐純愛モンスターを生み出す母役に 「怖いもの見たさ気分で」
高岡早紀がオトナの土ドラ『リカ~リバース~』で「自称28歳」の美しく恐ろしい母を演じることに。
女優・高岡早紀が、3月20日よりフジテレビ系でスタートするオトナの土ドラ『リカ~リバース~』(土曜・23時40分、全3回)に主演することになった。
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■話題作『リカ』の第2弾
同ドラマは、2019年に同枠で放送された『リカ』の第2弾で、いわば「エピソードゼロ」となる物語。前作で主人公のリカを演じた高岡が、今度はリカの実の母を演じる。
作家・五十嵐貴久氏の人気サイコスリラー小説が原作の『リカ』は、純愛を貫くがゆえに狂気と化してしまう女性・リカが周囲を破滅に追い込んでいく恐怖を描き、「怖すぎて笑える」と大きな話題を呼んだ。
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■「自称28歳」の母
今作は、リカの少女時代を描いた小説『リバース』を初めて連ドラ化。お嬢様育ちの美しい母親と医師の父親、そして自慢の双子の娘たちという、近所でも評判の裕福な一家。しかしその実態は、嘘と嫉妬と愛憎に満ちた見せかけの家族だった。
家族の愛に飢え、孤独の中で純愛を強く求め続けるリカという「純愛モンスター」がいかにして生まれたのかを描く。
高岡が演じるのは「自称28歳」の専業主婦・雨宮麗美(あまみや・れみ)。モデルのように美しく、優しくて完璧な女性で、麗美自身も自分たちが完ぺきな愛にあふれた家族であるべきだと強く思っていた。
しかし、雨宮家は麗美の理想とは異なる形にゆがみ始める…という設定だ。
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■「怖いもの見たさ気分で」
リカという存在を生み出す「最恐の母」を演じるにあたり、高岡からのコメントが届いた。
高岡:今回、続編のオファーをいただき、前回の『リカ』の続きではなく、リカの母親・雨宮麗美を演じるということで、とても面白そうだと思いました。台本もリカの人格が作り上げられる段階をうまく表現されていると感じました。
雨宮麗美はとても切なくて哀しい人だと思います。また、麗美の人物像が明確に描かれているので、演じていてとても面白かったです。
現場では、前回同様に主人公の言動などに「きょとん」とする相手役の方たちの表情を楽しませてもらいました。リカの母親を私が演じることで、あのようなリカが誕生したことを納得してもらえればうれしいです。素晴らしいキャストの皆さんと、とても面白い作品ができたと思います。怖いもの見たさ気分で、楽しんでください。