新会長就任の橋本氏、セクハラ騒動について謝罪 「深く反省している」
7年前のセクハラ騒動で槍玉にあがっている橋本聖子氏がオリンピック組織委員会長に就任した。
森喜朗前会長の後任として東京五輪・パラリンピック組織委員会長に就任した橋本聖子氏が、18日18時すぎから会見を行い、過去のセクハラ騒動について言及。「軽率だった。深く反省をしている」と謝罪した。
■冒頭の挨拶では…
オリンピック・パラリンピック大臣などの座を辞任し、この日、組織委員会の会長に就任した橋本氏。
冒頭の挨拶では、「1月のコロナの状況から、大会開催を不安に思う方も増えている。加えて、今回新会長を選ばざる得なくなった一連の経緯は、国民、都民の気持ちをさらに困惑させるものだったと思う」と苦しい現況を吐露。
その上で、「これまでオリンピック・パラリンピック担当大臣として政府の立場から、大会のコロナ対策に全力で取り組んできた。今後は組織委員会長の立場から引き続き万全の体制を敷き、実際にどのような安全優先の大会になるか、丁寧な説明を心がけていきたいと思う」と抱負を述べた。
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■「私自身が受けることが重要」
森前会長は女性蔑視的発言で辞任。一連の騒動を振り返り、「(組織委員会が)ジェンダー平等の推進にいかに取り組もうとしているか、多くの方が注目している。スピード感を持って改革を進め、信頼回復に努めたい」と語った橋本会長。
ただ大臣を辞任し、まさに“火中の栗を拾う”立場に就くことには「直前まで大変悩んだ」と本音も漏らし、「立場が変わっても東京大会を前に進めていくには私自身が受けることが重要だと思い、決断をした」とコメント。