元生徒の全裸撮影教諭にひろゆき氏も「埼玉県マジでやばい」 詳細を教委に聞いた
元生徒の全裸写真を撮影した教諭の処分が物議。いったい現場では何が起きていたのか。
2019年度に不祥事を起こして懲戒処分を受けた教職員の数は、埼玉県教育委員会全体で39人となり、過去10年間で最も多い数となった。特にわいせつ行為等に対する懲戒処分を受けた人数は17人で、前年度と比較して2倍となった。
そんな中、埼玉県の教諭が元生徒に対して全裸の写真撮影をし、それに対して教育委員会のくだした処分が波紋を呼んでいる。
■被害届は提出しない
埼玉県教委によると、2019年3月31日午前11時頃、42歳の男性教諭が西部地区の県立学校内のスタジオに、2日前に卒業した男子生徒(当時20歳)を呼び出し、約1時間にわたって約100枚の写真撮影を行ったという。
その際に元生徒に対してヌードになることを求め、明確な同意を得ないまま、全裸写真をデジタルカメラで撮影。元生徒が2020年8月に校長に相談したことで発覚した。
教委の聞き取りに対して、元生徒は「怖くて何も言えなかった」と主張するも、「被害届の提出はしない」と述べたという。
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■写真研究のための撮影
一方で教諭は、「写真研究のための撮影だった。わいせつ目的ではない」などと話したという。教諭と元生徒は、卒業前からメールのやり取りをしており、撮影日もメールで打ち合わせをしていた。しかし、教委は教諭と生徒との「メールやラインでのやり取り」を禁じている。
この教諭に対しては減給10分の1(1ヶ月)の懲戒処分を実施。これに対して、ひろゆき氏は自身のツイッター上で「埼玉県ってマジでやばいですね」とコメントした。ネット上でも「懲戒免職にして、二度と教員になれないようにするべき」といった声があがっている。