女子高生ら3人が車内で練炭自殺か 現場の状況を埼玉県警に聞いた
埼玉県の毛呂山町で女子高生2人を含む変死体を発見。通行禁止の町道でなぜ。
2020年の自殺者数が11年ぶりに増えて、2万919人(速報値)だったと22日に厚生労働省が発表したばかり。特に小中高生は1~11月だけで440人(前年同期比18.3%増)と、過去最多だった1986年の年間合計を上回った。
そんな中、埼玉県内で車内から女子高生を含む3人の変死体が発見された。
■不審な車内から
埼玉県警によると、25日午後2時頃埼玉県毛呂山町権現堂の町道で、付近を散歩中の男性が不審な自動車を発見し110番通報した。現場に駆けつけた警察官が救急隊とともに車内を確認したところ、3人の遺体を発見。
3人は埼玉県戸田市の無職男性(50)と神奈川県箱根町の17歳女子高生、さらに東京都あきる野市の16歳女子高生と確認された。
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■練炭による集団自殺か
遺体発見現場の町道は車両通行禁止となっていた。しかし、エンジンはかかったままの状態で、車内からは練炭が見つかり、窓には目張りがされていた。
また、3人にはいずれも行方不明届が出されており、遺書のようなものも見つかっため、警察は集団自殺を図った可能性があるとみて調べを進めている。