ワクチン1回接種後にコロナ感染した女性 「3ヶ月後にまた2回接種」と説明

米国のファイザー社とドイツのビオンテック社が共同開発した、新型コロナウイルスのmRNAワクチン。じつは接種する側においても試行錯誤が続いているようだ。

2021/02/27 14:20

新型コロナウイルス・ワクチン・予防接種
(SeventyFour/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

ファイザー社が自信をもって世に放った新型コロナウイルス・ワクチン。海外では専門家が「1回接種しただけでも効果が」と論じるようになっているが、やはりソーシャルディスタンスやマスク装着を守る生活様式を変えてはならないようだ。

テキサス州のある女性の例について『Fox8 News』『ABC News:WGNO』などが報じている。



 

■接種後に感染

米国のテキサス州サンアンジェロ市のネルダ・ベナヴィデスさん。「孫がいる年齢」という彼女は1月7日、ファイザー社のワクチンを接種した。

ところが2週間ほどすると体調に異変が生じ、1月23日の検査で新型コロナウイルスの感染が判明。mRNAワクチンには新型コロナウイルスそのものは含まれていないため、接種後にどこかで感染したことになる。


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■「3ヶ月待ったほうが」と医師

2回目の接種も予定されていたため、ベナヴィデスさんは医師に新型コロナの感染を告げた。すると、「3ヶ月間をあけたほうが無難です。そのとき、また1回目からスタートしましょう」と言われたという。

また新たに2回打つと言われ、不信感を抱いたベナヴデスさんはサンアンジェロ市の保健当局に相談。すると「まず14日間の自主隔離と健康観察を。体調が改善されたら、2回目の接種として次のワクチンを受けられます」と説明された。

1回目の接種後に感染というケースに関し、どうやらその医師には誤解や認識不足があったようだ。

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■「1回でも接種してよかった」
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