山火事が続く足利市、ドローンでの撮影に注意喚起 「消火活動の妨げに」

山火事が発生している栃木県足利市が、現在の火事の状況を伝えるとともにドローンでの撮影をやめるよう注意喚起を行った。

2021/02/27 15:45

ドローン
(akiyoko/iStock Editorial/Getty Images Plus/写真はイメージです)

山火事が発生している栃木県足利市が27日公式ツイッターを更新し、現在の火事の状況を伝えるとともにドローンでの撮影をやめるよう注意喚起を行った。ネットユーザーから非難の声が集まっている。



 

■ドローンによる撮影やめて

山火事発生から6日たったが鎮火の見通しはたっておらず、消防や自衛隊、隣県の防災ヘリによる懸命な消火活動が続いている。市によると山頂付近の休憩所が出火元だという。

そんな中、足利市は公式ツイッターで「お願いです 。現在、ヘリコプターによる林野火災の消火活動を行っておりますが、この活動の妨げになりますので、『周辺地域でのドローンによる撮影』を行わないでください」と注意喚起を行った。


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■見物する野次馬も

また同日には「本城と月谷町を中心にヘリコプターによる空からの消火活動、地上部隊による懸命な消火活動を継続しています」と現在の状況を共有。

「火災現場近隣で多くの方の姿が見受けられます。消火活動に支障があるだけでなく、大変危険ですので、近づかないようにしてください」とツイートした。

SNSでは火事を見物するためか、現場周辺に他県ナンバーの車両が集まっているとの報告があり、足利市役所には実際に多くのクレームが寄せられているという。


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■消防庁も注意喚起

消防庁も公式ツイッターで「ドローンの飛行はお控えください」と注意喚起を行っている。そのため市の投稿には「お願いというか、警告レベルですよね」「こんな当たり前すぎることをわざわざ言わないといけないの」など、非難の声が相次いでいる。

さらに「栃木県警が公務執行妨害で逮捕できないんですかね」「罰金とか何らかの刑罰にしておいた方がよいのでは?」と、消火活動の妨げになるドローン撮影に対し罰則を設けるべきとの意見も寄せられている。

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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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