ニセ獣医が帝王切開で犬を死なせる 無免許と知りつつ預けた飼い主と共に逮捕

動物病院の費用は、それなりに高額だ。だが、あまりにも安く診てくれる獣医には、危険が伴う。

2021/02/28 11:25

フレンチブルドック・獣医
(fotoedu/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

米国・フロリダ州で、無免許にもかかわらず、安価で動物に対する医療行為を行っていた男が逮捕された。地元メディアの『Orlando Sentinel』に続き『PEOPLE』もこの話題を報じ、愛犬家らの強い怒りを買っている。


 

■40 kmもの距離を車で

フロリダ州レイク郡で先週、獣医を装っていたフランキー・フエルタス・リベラという33歳の男が、警察に逮捕された。

また、そんなリベラに飼い犬であるフレンチブルドッグのライラを託し、危険な医療行為をさせていたオーランド市のラリー・コロンという50歳の男も、動物愛護法違反の疑いで逮捕されている。

コロン容疑者の自宅はリベラのニセ動物病院から40 kmも離れており、出産を控えたライラと10代の娘を車に乗せ、リベラ容疑者の元に急いだことがわかっている。


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■不潔な施術が原因で…

あまり麻酔が効いていない状態でメスを入れられるなど、適切な処置が施されないライラは、子犬が6匹生まれた後ぐったりと動かなくなった。慌てたコロンと娘は、ライラを連れて正規の動物病院に急行したが、到着時にライラはすでに絶命していた。

詳しい診察の結果、不潔な開腹手術により敗血症性ショックが起きていたことがわかり、子宮の中には子犬が2匹残っていたが、いずれの命も救うことは叶わなかった。

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■スタッフの証言
出産免許帝王切開動物病院飼い主無免許動物虐待獣医翻訳記事
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