LGBTQ自覚は特にZ世代で急増か 米国調査会社の最新データで判明
アメリカのある調査でセクシャルマイノリティー、つまり「LGBTQ」と自覚する人たちの人口が、確実に増えていることがわかった。
「自分は異性愛者ではない」と自覚している人が、世界的に見ても年々増えていると言われている。これは単に、世の中がカミングアウトしやすい雰囲気になったからだろうか。アメリカで行われたあるアンケートの結果について、『Mic』や『NBC News』などが伝えている。
■LGBTQと自覚する人々
アメリカ人のセクシュアリティーに関する調査を行ってきた、世論調査などで知られる米国のギャラップ社。最新の調査は2020年6月、15,000人超の成人(18歳以上)を対象に電話で行われた。
「LGBTQ」と自覚している人たちの割合は、2012年に行われた最初の世論調査では3.5%、続いて2017年の調査では4.5%だったが、最新の調査ではさらにポイントが増え、5.6%だと判明。増加率はほぼ一定であるため、次回の調査では6.7%前後になることも予想される。
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■バイセクシャルが突出
LGBTQの内訳をみると、「L=レズビアン」が11.7%、「G=ゲイ」が24.5%、「B=バイセクシャル」が54.6%、「T=トランスジェンダー」が11.3%。
さらに、自分の性的嗜好が定まっていないとされる「Q=クエスチョニングあるいはクィア」は3.3%だった。全て合わせると100%を超えているのは、複数回答が可能と示したためだという。