海老名市消防で悪質パワハラ発覚 「部下を殴り蹴った」実態を聞いた

海老名市消防のパワハラ事案に非難殺到。消防と市の見解とは…

2021/03/02 15:30


 

■消防庁が処分内容決定

また、第3警備課主任主事は昨年5月、訓練中の部下(23)の態度が悪いとして、左手を蹴った。同課の課長(57)はこれらの行為を見ており、それを黙認し、上司への報告も行わなかった。

市は処分をするための相談員が各自から聴取を行い、処分の原案を作成し、総務省消防庁に送った。同庁は救助係長を停職1ヶ月、主任主事を減給10分の1(3ヶ月)、課長を減給10分の1(1ヶ月)にする懲戒処分を実施。


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■被害者からパワハラとの申告

SNS上では「これはパワハラではなく暴行」、「処分が軽すぎる」などの声があがっている。消防にも市民から同様の意見が寄せられているという。

消防次長はしらべぇ編集部の取材に対して、「態度が悪いなどの理由があったとしても暴力行為は決して許されない。課長も指導の範ちゅうと捉えていたようだが、上司に報告・相談してほしかった」と語った。

市の職員課は「被害者からパワハラ行為を受けたとの申告だったため、暴行があったとは捉えていない。仮に刑事事件になり、処分が出ていれば、内容も違ってくる。全国の処分内容や過去の海老名市の処分を考慮した結果」と述べた。

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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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