東京都、3日のコロナ新規感染者は316人　前週比103人の激増に不安渦巻く

東京都福祉保健局が発表した3日15時時点の東京都内の新型コロナウイルス新規感染者数（速報値）は、316人となった。重症者数は前日から2人減って52人、65歳以上の新規感染者数は43人増えて91人だった。

 

■前週比103人と大幅増

2021年以降の水曜日の推移を見てみると先週までは一貫して減少していたが、水曜日としては今年に入って初の対前週比で大幅な増加となった。

なお、前日と比較すると84人の増加となる。

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■移動平均の前週比は9割超え

直近7日間の移動平均は263.1人で対前週比94.3%。5日連続での上昇となり9割を超えている。

また、年代別では、20代が最も多く65人、30代が50人、40代が40人と続く。男女別では男性188人に対して女性は128人。参考となる3日前（2月28日）のPCR検査実施件数は、1,491件と発表されている。東京都の累計感染者数は112,345人となった。

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■舛添氏も「宣言継続になりかねない」

厚生労働大臣も務めた舛添要一元東京都知事は、「緊急事態宣言を継続することにもなりかねない」と増加傾向に警鐘を鳴らした。

本日の東京都のコロナ感染者316人、1週間前より増えている。これだと、際限なく緊急事態宣言を継続することにもなりかねない。経済とのバランスも考えねばならない。どこかで判断が必要だが、国民が感染防止対策をきちんと講じる裏で、データや検査、ワクチン接種への信頼性が揺るいでいることは重い。

— 舛添要一 (@MasuzoeYoichi) March 3, 2021

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（文／しらべぇ編集部・タカハシマコト）