東急東横線近くの足場が崩れ停電 復旧見込みについて聞いた

東急東横線沿線で足場が崩れて周辺が停電。復旧作業は難航中。

2021/03/03 11:20

東急東横線事故

2日午後10時20分ごろ、東京都目黒区自由が丘の東急東横線の線路沿いにある、ビル工事現場の足場が崩れた。現場では足場が架線に引っかかり停電が発生。この影響で東急東横線渋谷駅と武蔵小杉駅間の上下線で運転を取りやめていて、運転再開は昼過ぎの見込みだ。



 

■復旧作業は難航

警視庁や消防庁によると、現場は自由が丘駅から北へ300メートルほど進んだ線路上で、脇にあるビルの新築工事用に組まれた足場の上半分が折れて倒れかかっている。倒れた足場は縦約15メートル、横約25メートルで、崩壊の原因は強風の影響とみられている。

なお、けが人はいない。東急電鉄によると、現場では復旧作業が進められているが、周辺の道路が狭く重機を運び込むことが難しいことなどから作業は難航しているという。


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■学校に間に合わない

午前10時半現在、東横線では武蔵小杉駅と元町・中華街駅間で折り返し運転中だが、通常の5割程度での運行が続いており、この体制は運転再開まで続くという。武蔵小杉駅などでは、駅員が拡声器で代替輸送について等を案内中。

朝のラッシュ時にSNS上では「学校に間に合わない」や「これじゃ会社に遅刻確実」「焦らずゆっくり行こう」などの声があがった。

しらべぇ取材班が現地に向かったところ、隣の老舗和菓子店では本日ひな祭りとあり、新作生菓子などを並べていた。「隣のビルですが本当に大変なことになってしまいました。(店前は交通整理中で立ち止まれないこともあり)ご不便をおかけしております」とのことだった。


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■事故の影響を調査中

東急電鉄広報は、しらべぇ編集部の取材に対して「今回の事故現場の工事は、東急電鉄とは全く関係がない。事前に今回の工事を行うという連絡は業者側からあった」と話す。この事故によってどれくらいの人に影響が出たのかについては、運転再開後に発表するという。

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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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