ファミリーマート、生理用品を2%引きで提供へ 年内ずっと「応援価格」に
ファミリーマートでは、3月9日から12月31日まで生理用品が2%割引へ。「女性にとっては生活必需品。少しでもお求めやすく」と同社。
2021年9月に創立40周年を迎える、コンビニ大手・ファミリーマート。3月8日の「国際女性デー」にちなんで、その翌日となる3月9日から、生理用品を通常税込み価格から2%引きで提供することを発表した。
■12月31日まで2%割引きに
ファミリーマートでは、創立40周年にちなんだ、驚きと喜びのある「40のいいこと!?」の取り組みが次々と実施されている。
その取り組みの1つとして、生理用品「センターイン」や「ロリエ」ブランド商品など25種類を、3月9日から12月31日まで、全国のファミリーマート約16,400店にて、通常価格(税込価格)より2%引きにて提供。
なお、対象商品については、ファミリーマート公式ページから確認することができる。
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■生活必需品を少しでも求めやすく
生理用品は、女性にとって生活必需品の1つであり、海外では生理用品を無料提供する法案が成立して注目を集めるなど、いま国内外で様々な議論が巻き起こっている。
こうした世界的な流れを受けて、同社は「日々の生活に必要なものは少しでもお求めやすい価格にて提供したい」との思いから、今回の取り組みに至ったという。
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■「生理の貧困」日本でも深刻
このコロナ禍において、女性たちを取り巻く「生理の貧困」は日本でも深刻な問題に。
3月4日に、NHK『おはよう日本』が、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、アルバイトの収入が激減し、生理用品を購入することが難しくなってしまった専門学生への取材VTRを放送し、ショッキングな内容がインターネット上にも衝撃を与えた。
こうしたタイミングで、大手企業が「生理」に関心を向ける取り組みを行うことは、「2%の値引き」という数字以上に、社会的意義は大きいかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・衣笠 あい)