TOKIO、窪田正孝も聖火リレー辞退 走る予定だった福島県民の反応を直撃
感染者急増の福島県で聖火リレー開催は可能なのか。県民からは不安の声。
東京五輪の聖火リレーで、福島県を走る予定だった人気グループ・TOKIOと俳優の窪田正孝が、リレーを辞退したと福島県が6日発表した。先週は俳優の斎藤工が、同県の聖火リレーを辞退したことが判明したばかり。
■スケジュールの都合
『TOKIO』と窪田正孝の辞退理由について、県は「スケジュールの都合が合わなくなったため」としている。東京オリンピックの聖火リレーは、今月25日に震災復興のシンボル・福島県のJヴィレッジをスタートし、3日間で県内26市町村の265区間を走ったあと、全国をまわる予定。
福島県には、同県ゆかりの「著名人ランナー推薦枠」として7枠が割り当てられている。
しかし、3枠の辞退によって、現時点では南海キャンディーズのしずちゃんや元バレーボール女子日本代表の大林素子氏、エアレースパイロットで県民栄誉賞を受賞した室屋義秀氏、県クリエイティブディレクター箭内道彦氏、フリースタイルスキー・モーグルで冬季五輪に3度出場した遠藤尚氏のみとなった。
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■聖火リレーをやってる場合ではない
県民からは、「福島県内では新型コロナウイルスの感染が広がっているため、聖火リレーをやってる場合ではない(いわき市20代男性)」「聖火リレーが始まる実感が全くわかない(30代男性広野町)」といった声も。
また、「聖火リレーで人が集まることが大変不安(30代福島市女性)」と不安・不満も聞かれた。
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■感染者急増状態
県によると、新型コロナウイルスの入院者(予定含む)は184人で病床使用率は39.2%と、ステージ3(感染者の急増)の指標を上回っている。クラスターも拡大しており、太田西ノ内病院(郡山市)では5日時点での感染者数は計94人となった。
6日にも新たに郡山市などで11人の感染が判明し、4日連続で10人以上の感染者がでている。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)