お見合い結婚を嫌って恋人と駆け落ちした娘 激怒した父親が殺害
まだ18歳の娘は、自分で見つけた恋人と幸せな人生を歩むことを望んでいた。家族にはそれを応援してほしかっただろう。だが、その家庭の父親は違った。
娘の縁談、結婚は親と親族で決めるものだと信じてやまない父親は、自分で選んだ愛する男性との結婚に突っ走った娘を許さなかった。自らの手で娘の命を奪ったことをインドの『Indian Express』やイギリスの『The Sun』などが伝えている。
■交際中の彼氏と駆け落ち
殺人事件はインド・ウッタルプラデーシュ州で3月1日に起きた。被害にあったのは同州ダウサに暮らしていたピンキーさん(18)。実の父親であるシャンカー・ラル・サイニ(50)に首を絞められ、殺害された。
親族が持ち込んだ縁談で、シャンカーも気に入っていた男性と強制的にお見合いをさせられたピンキーさんは、2月16日、不本意ながらその男性と結婚した。
だが彼女は3日後に家を飛び出し、交際中だった恋人ロシャン・マハワーさん(24)と駆け落ち。ふたりでラジャスタン州のジャイプールに逃げてしまった。
関連記事:4年前の被害届では不起訴処分だった犯人 19歳になった女性を再び強姦し殺害
■親族と共に娘を急襲
ジャイプールで改めて夫婦として婚姻届けを出したカップルは、再びウッタル・プラデーシュ州のダウサに戻ると、親族に襲われる危険性について裁判所に相談した。
ロシャンさんの実家に身を寄せることが決まり、警備や保護への申請も受理されたが、担当したダウサ署の警察官はあまりにも怠惰だった。
シャンカー、叔父と15名を超える親族はあっという間にカップルの居場所を突き止め、ピンキーさんを急襲して誘拐。息の根を止めたのは、父親のシャンカーだった。