「新型コロナ肛門検査」継続する中国 反発されても時には鼻・肛門両方から

「肛門での検査か検便が義務づけられています。約10秒で済みますから」と中国・公衆衛生当局の職員たち。海外からの渡航者に対し、空港では理解を求める呼び掛けが続けられている。

社会

2021/03/07 16:00

新型コロナウイルス・COVID-19・SARS-CoV-2
(画像提供:アメリカ国立アレルギー感染症研究所)

1月下旬から大きな話題になっていた、中国における肛門でのPCR検査。早すぎる検査で生じる「偽陰性」を回避し、陽性率を上げようと考えてのことだという。

日米をはじめ海外からは不満や批判の声も寄せられているが、中国側にそれに動じる気配はないと『The Sun』『BBC』ほかが報じている。



 

■綿棒を肛門の奥に挿入

リスクが高い基礎疾患がある人たちや高齢者、そして海外から空港に到着した渡航者など、特に速やかに正しいPCR検査の結果がほしいという対象者がいる。

そこで、感染症および呼吸器が専門の北京佑安医院の李侗曾(Li Tongzeng)医師らが強く提唱し、1月から中国で始まったのが肛門でのPCR検査だ。

具体的には生理食塩水に浸した綿棒を肛門の奥3.0~5.0センチほどまで挿入し、ゆっくり回転させるといい、困難な場合は便の提出にも応じている。


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■米国の外交官は断固拒否

こうして少し前から、中国の国際空港では海外からの渡航者全員に対し、肛門に綿棒を挿入して検体を採取するよう義務付けてきた。

だが、これに抵抗を感じて「苦痛だ」「屈辱的だ」と言う人は少なくない。先月下旬には、米国の外交官がそれを求められるも拒否し、国務省も抗議に加わり大きなトラブルになった。

また日本でも、加藤勝信官房長官が今月1日の記者会見で、「こうした検査方法を日本人には免除してほしい旨、北京の大使館を通じて中国側に申し入れた」などと述べていた。

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■「約10秒で済みますから」