およそ7日間お風呂に入れなかったときに 「持っていて助かったモノ」
「もしもの時」だけではなく、日常生活の中でも持っておくと超心強いアイテム。現在では様々なタイプの商品が発売されている
2011年3月11日に東日本大震災が発生してから、今年で10年。地震大国である日本で生活していくうえで「もしもの備え」は必要不可欠だ。
断水への備えとしてはもちろん、日常生活の中でも大活躍してくれるアイテムを紹介したい。
■持っておきたい「ドライシャンプー」
災害時に備えておきたいアイテムは様々なものがあるが、断水などにより入浴することができない場合を想定して、一家に一つ常備しておきたいものの一つが「ドライシャンプー」だ。
写真は、実際に編集部員が日頃から愛用している商品で、現在は多くのメーカーから様々なアイテムが販売されており、自分好みのものを選んでおくと良さそう。ちなみに、編集部員が愛用しているものはドラッグストアで約1,200円ほど。
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■水道の復旧には時間がかかる場合も
過去に発生した大地震でも、被害の大きかった地域などでは、電気に比べて水道やガスは復旧までに時間がかかっている。
ちなみに、内閣府による首都直下地震の東京都の被害想定によると、ライフラインの復旧目標日数は、電気が6日、水道は30日、ガスは55日。この数字を見るだけでも、いざというときのためにしっかり備えておくことの重要性を改めて実感する。
飲料水や簡易トイレはもちろんのこと、断水状態ではシャワーを浴びることもできないため、衛生面への備えも大切だ。
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■入院生活でも痛感した必要性
近年では、日常の中に食料備蓄を取り入れる「ローリングストック法」など、日々の生活の中に「もしもの備え」を取り入れていく考えが注目されている。
記者も「ドライシャンプー」を最初に購入したのは、防災のためではなく子供が入院したときだった。泊まり込みでの付き添いで、なかなかシャワー室へも行くことができなかった中、初めてドライシャンプーを使い、ベタベタだった髪がサラサラに復活し、清潔な状態を保つことの重要性を痛感したものである。
日常生活の中でも、ドライシャンプーは「風呂を諦めた日」などに大活躍しており、もしもの備えとして、一つ持っておくととても心強い。
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(文/しらべぇ編集部・衣笠 あい)