今日にも広島で開花発表か 東京・靖国神社の桜、現在の開き具合は…

今日15時にも広島で出される可能性がある桜の開花発表。昨年は3月14日に開花した東京・靖国神社の桜の現在は…

2021/03/11 13:55


靖国神社・桜・ソメイヨシノ・標本木

全国に先駆けて、11日にも広島地方気象台から出される可能性がある桜(ソメイヨシノ)の開花発表。もし今日発表されると、2010年に記録した3月10日(高知県)に続く記録となる。

東京にもさまざまな予想が出ているが、しらべぇで連載中の気象予報士・千種ゆり子さんが所属するウェザーマップ社の予想(8日現在)は16日となっている。


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■東京の「標本木」は…

靖国神社・桜・ソメイヨシノ・標本木

東京・九段の靖国神社境内にあるソメイヨシノが、東京に桜の開花発表が出される基準となっている。11日朝の様子は上の写真のとおり。日当たりのよい枝ではいくつかピンク色の花弁が顔をのぞかせつつあるが、開花まではもう一息といったところか。

靖国神社・桜・ソメイヨシノ・標本木

同じ枝を10日朝と比較してみた写真がこちら。やはり少しずつピンク色が濃くなりつつある。


関連記事:桜シーズン目前 今週にも全国トップ・歴代2位の早さで福岡が開花か

■桜が咲く「600℃の法則」

春になって暖かくなると開花する桜だが、法則性もあるという。知られているもののひとつは「600℃の法則」。2月1日からの最高気温を累計して600℃を超えると開花するというものだ。

実際、東京では昨年、観測史上最も早い3月14日に開花発表が出されたが、2月1日からこの日までの最高気温を足し上げると598.6℃。ほぼ600℃となる。

東京気温累計

ちなみに、今年の2月1日から3月10日までの累計は546℃。やはりこの週末にも、東京で桜を見ることができそうだ。

・合わせて読みたい→今年の桜前線はいつ頃? 開花の仕組みと合わせて気象予報士が解説

(取材・文/しらべぇ編集部・タカハシマコト

靖国神社ソメイヨシノ標本木千種ゆり子
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