能舞台もある旅館の「うまい棒屋台」が話題 アイデアあふれる若旦那を直撃
IT企業も経営する老舗旅館20代若旦那のアイデアの数々。「伝統と革新」を貫くその想いとは…
3000年の歴史を誇る愛媛県松山市の道後温泉。日本書紀にも登場する古くからの名湯で、道後温泉のシンボルである共同浴場「道後温泉本館」は、国の重要文化財に指定されてる。その本館から徒歩30秒に位置にある老舗旅館が話題を呼んでいる。
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■伝統と革新がテーマ
『千と千尋の神隠し』のモデルといわれる道後温泉本館の隣にある「大和屋本店」は、1868年創業。純和風の数奇屋建築で造られた館内には、能舞台を構えている。この旅館の大きなテーマが「伝統と革新」だ。
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■マルチな活躍の若旦那
数々のアイデアを実現しているのが、若旦那の奥村氏(29)。大学卒業後に帝国ホテルで修行し、その後留学を経てスタッフ100名を超える老舗旅館専務に20代で就任した。もともと起業にも興味があったそうで、ITベンチャー企業も経営するなどマルチに活躍中。
道後温泉 大和屋本店の
ここがスゴい!
・創業152年!
・日本酒飲み放題!
・うまい棒も食べ放題!
・能舞台で写真が撮れる!
・料理が和洋中から選べる!
・オリジナルの浴衣が豊富!!
・道後温泉本館から徒歩30秒!!
・お預かりした車の窓をピカピカにしてる!ここがダメ!
・知られていない pic.twitter.com/h6tnHDd3Vy— いきなり若旦那旅館×SNS (@wakadanna_coo) March 8, 2021
しかし、老舗旅館にもコロナ禍の波が押し寄せ、宿泊客が遠のいていたそうだ。そこで、若旦那が「GOTOキャンペーンが終わっても楽しめる屋台を作る」クラウドファンディングを募集開始。