賭け麻雀問題の黒川元検事長、略式起訴へ 「納得いかない」と不満の声も

東京地検は、東京高検・黒川弘務元検事長を略式起訴する方針に。ネット上には「甘い処分は納得がいかない」と厳しい声。

2021/03/13 12:00


麻雀
(polkadot/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

賭け麻雀問題で告発された東京高検・黒川弘務元検事長について、東京地検が賭博罪で略式起訴する方針を固めたことが13日、一部で報じられた。



■一転して略式起訴に

昨年、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言中に賭け麻雀に興じていたと報じられた黒川氏。国がステイホームを推奨するなかでの賭博行為に厳しい声が殺到し、辞職にまで発展。

衆院法務委員会で法務省の川原隆司刑事局長は、麻雀のレートが「点ピン(1,000点につき100円)」だったことを明かし、「社会の実情を見ると必ずしも高額とはいえないレート」と説明していた。

黒川氏はいったん不起訴処分(起訴猶予)とされていたが、同12月、検察審査会が「起訴相当」と議決。今回の判断は一転する形となる。


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■「納得がいかない」など厳しい声

報道を受け、ツイッター上では「略式起訴」がトレンド入りする反響。

「初めからその判断をすべきだった」というツイートや「国の模範となるべき人物が次々甘い処分は納得がいかない」「略式起訴…軽いなあと思います」「公開の裁判も行わずに罰金で済ませる気ですか?」と厳しいコメントが相次いでいる。


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■記者らの不起訴見通しにも…

また、黒川氏と賭け麻雀をともにしていた新聞記者らが改めて不起訴処分となる見通しについても、不満の書き込みが。

「元検事長は略式起訴で、一緒にやってた記者が不起訴っておかしいだろ!」「記者はまた不起訴かよ」「なんで記者は不起訴なんだ」という声が上がっている。

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(文/しらべぇ編集部・荒井どんぐり

新型コロナウイルス緊急事態宣言黒川弘務
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