東京は開花発表の可能性も? 靖国神社の桜、2〜3輪が花開く
15日前後と見られていた東京の桜前線。九段の靖国神社にあるソメイヨシノ標本木では花が開き始めた。
11日、観測史上2番目の早さで広島から始まった今年の桜前線。12日には福岡でも開花した。
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■15日以降開花の予想
ウェザーマップ社を始め、民間気象会社による東京の開花は15〜16日との予想が多かったが、13日の東京は雷を伴う激しい雨になったものの最高気温は13.9℃と低すぎなかったため、桜の蕾もより一層膨らんでいる。
「2月1日からの最高気温を累計して600℃を超えると開花する」という600℃の法則を元に編集部で計算してみたところ、13日までの累計温度は593.3℃。
14日は18℃まで気温が上がっているため、累計600℃を超えるのは確実。東京都として観測史上最も早かった昨年と並んで、最も早い開花発表となる可能性もある。
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■「5〜6輪」咲くと開花発表
しらべぇ取材班が13時に東京・九段にある靖国神社境内のソメイヨシノ標本木を取材・撮影したところ、「咲いている」と確実に言えそうな花を2〜3輪は見つけることができた。また、その他の花芽も弾けるばかりに膨らんでいる。
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■14時の観測で判断
「開花」の判断は5〜6輪の花が咲いているという条件のため、14日に開花発表が行われるかどうかは微妙な情勢。14時に気象庁の職員が観測を行い、決定されるという。開花の可能性を見越して、数多くの報道陣も靖国神社境内を訪れている。
コロナと戦う2度目の春。厳しい冬を乗り越えて咲く桜の花は、ほんの少しの勇気をわけてくれるかもしれない。
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(取材・文/しらべぇ編集部・タカハシマコト)