ライオンズ、試合観戦者の感染チェックについて「プロ野球初」の取り組み
西武ライオンズは医療系IT企業とタッグを組み、コロナ感染を恐れず安心して観戦できる取り組みを開始しようとしている。
西武ライオンズと医療業界を中心にサービス開発を行っているIT企業・アルムは、アプリによる健康観察+コロナ抗体検査という新たな感染症対策の取組みを、4月18日にメットライフドームで開催される対福岡ソフトバンクホークスに向けて実施する。
同球団によれば、「プロ野球では初めての取組みです」とのこと。対象者は、同日の観戦チケットを購入者の中で希望者のみ。
■まずは観客上限5,000人
コロナ感染症の感染拡大に伴い、3月29日に開幕するプロ野球では「観客は上限5,000人」というルールの下、各球団の主催ゲームが行われる予定だ。
昨年の「無観客試合」はファンとしても選手としても寂しいものがあった。昨年途中から観客入りができたものの、超満員の球場で大歓声が上がるシチュエーションは現在では実現できないものとなっている。
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■「球場入りする前」に感染有無を
そんな中ライオンズは、最新の情報通信技術を活用して感染拡大の阻止に挑む。
今回の取り組みに賛同した人は、事前に送付されてくる抗体検査を実施し、またアルムが提供している健康・救命サポートアプリ「MySOS」に日々の体調登録(約4週間)、さらに要請があった場合は指定の検査場でのPCR検査というフローをこなし、試合当日まで「感染がないこと」をあらゆる手段を使って断定していく。すべて費用は無料だ。