「ご飯は左で味噌汁の右」に配膳する理由をチコちゃんが解説 歴史は古来に遡る
『チコちゃんに叱られる』でご飯と汁物の配膳について解説。実は関西と九州では他の配膳も…
■最古の歴史書に配膳の秘密が
日本に現存する最古の歴史書である日本書紀には、天皇の祖先とされるニニギノミコトが地上に降りる際に「天井で育てた神聖な田んぼの稲穂を我が子孫に授けましょう」と伝えたようだ。
つまり、「米=神からの恵み」という意味。実際に日本では稲作中心の生活を送っていたため、お米は命の糧とも言っていい。その影響もあり、米を上位とした。ご飯を左に置く文化は、平安時代頃に根付いたもので、当時描かれた絵巻でもご飯は左・汁物は右に配膳されていた。
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■関西や九州では汁物を左奥に
現代の家庭科の教科書にもご飯は左・汁物は右・手前に箸と記載があるほど一般化しているが、関西や九州の一部ではこの文化は違うようだ。
関西や九州では、ご飯を左に配置してその奥に汁物を置くのだという。こうする詳細な理由はわかっていないが、「おかずを食べるときに邪魔しないから」ではないかと推測した。ご飯の配膳にもここまで深い歴史があった。これからもチコちゃんの意外な歴史解説に期待だ。
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(文/しらべぇ編集部・Aomi)