茨城県立高校53校・約400人に入試採点ミス 不合格になった生徒もいた実態を直撃
採点ミスにより不合格になった生徒への「費用補償・精神的な補償」も今後検討
■集中力が続かなかった可能性
「採点人数や期間が果たして適切だったのか」といった意見もあがっており、この点について担当者は「採点者の集中力が続かなかった可能性も考えられる」と話す。
現在茨城県では、入試の答案の保存期間を1年と決めているため、残っている答案用紙は昨年度分のみ。この答案をすべてチェックし、今回と同様のミスがないか確認する。
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■精神的な補償も検討
万が一、合格とすべきところを不合格としていた場合には、転校を含めた措置を認める方針。不合格になったことで、私立高校に通わざるを得ない結果となった生徒への費用的な補償、精神的な補償も考えていくという。
最後に担当者は、「あってはならないことが起きてしまった。生徒の人生を変えてしまうほどの重大事態。真摯に反省し、今回採点に関わった全員から聞き取りを行い、二度とこのようなミスが起きない再発防止策をつくりあげる」と述べた。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)