LINE出澤社長が個人情報流出問題で会見「保険証データ流出」は完全否定できず
23日夜、LINEの情報管理問題について出澤社長が謝罪した。記者からは質問が殺到している。
無料通信アプリ「LINE(ライン)」を運営するLINE株式会社は23日、利用者の個人情報が中国の子会社で閲覧可能になっていた問題についての会見を開いた。
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■今回の問題点
会見冒頭、LINE株式会社の出澤剛代表取締役は、「ユーザーの皆様にご迷惑とご心配をおかけしており、心からお詫びを申し上げます。非常に多くのユーザーの皆様の信頼を裏切ることとなったこと、重く受け止めています」と謝罪。
今回の問題点として、LINE社が中国で個人情報にアクセスする業務を委託していることや、トーク上の画像・動画等のファイルを国外で保管をしていることを、プライバシーポリシーで国名を明記をしていなかったことにある。
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■「保険証データ流出」は完全否定できず
また、LINEが展開するオンライン診療サービス「LINEドクター」では、ユーザー登録時に保険証の画像データをアップする必要がある。
仮にそのデータが流出していれば未曾有の大問題に発展する可能性も。舛田淳取締役は、「画像データは韓国のデータセンターに保存しているが、(流出については)現実的にほとんどない」と説明し、完全否定には至らなかった。