東京都、25日のコロナ新規感染者は394人 舛添元知事も「自助だけでは限界」
7日間移動平均の前週比は107.7%。15日連続で100%を超えており、感染が一方的に拡大している状況だ。
東京都福祉保健局が発表した25日15時時点の東京都内の新型コロナウイルス新規感染者数(速報値)は、394人となった。重症者数は前日から1人減少して41人、65歳以上の新規感染者数は4人減少して99人だった。
■前週比で71人増
2021年以降の木曜日の推移を見てみると、最も少なかったのは3月4日の279人。ここを底として一進一退を繰り返しているものの、最も少なかった週からは115人増に。先週からは71人増加している。
なお、前日と比較すると26人減少した。
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■移動平均は5日連続で300人超え
直近7日間の移動平均は319.9人と5日続けて300人を超え、対前週比では107.7%。15日連続で100%を上回った。前日との比較でも4.1ポイントと大きく上昇。右肩上がりで感染が拡大していることがわかる。
また、年代別では、20代が最も多く90人、40代が57人、50代が55人と続く。男女別では男性212人に対して女性は182人。参考となる3日前(3月22日)のPCR検査実施件数は、11,167件と発表されている。東京都の累計感染者数は118,855 人となった。
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■舛添元知事「自助だけでは限界」
厚生労働大臣も務めた舛添要一元東京都知事はツイッターを更新。「緊急事態宣言が解除されると開放感に浸っている人びともいる」と批判した上で、「自助だけでは限界」「経済を救うための政策も不十分」と危機感を述べた。
本日の東京都のコロナ感染者394人、前週の木曜日の323人よりも71人増えている。20〜50代、とりわけ若い世代が多い。緊急事態宣言が解除されると、箍が外れたように開放感に浸っている人びともいる。個人個人の自覚、つまり自助だけでは限界で、収束はほど遠い。しかも経済を救うための政策も不十分だ。
— 舛添要一 (@MasuzoeYoichi) March 25, 2021
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(文/しらべぇ編集部・タカハシマコト)