「生に近い状態で1年中食べられる桃」ってどんなもの? 人気の秘訣を直撃
透明な瓶に、ももが皮つきで丸ごと入っている衝撃。常温で1年間保存できる訳とは…
農林水産省によると、2020年のももの収穫量は9万8,900トンで、前年度に比べて9,000トン減少した。 都道府県別の収穫量割合は、山梨県が
31%、福島県が23%、長野県が10%となっており、この3県で全国の約6割を占めている。
そんな中、岡山県の「水熟桃(すいじゅくとう)」が話題を呼んでいる。
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■種あり皮つきのまま丸ごと
ももは一般的に6月中旬から9月がシーズン。しかし、「水熟桃」は桃の王様・清水白桃を独自技術で加工することによって、1年中青果に近い状態で食べられる。また、常温で1年の保存が可能だ。
果肉の糖度に近いシロップに漬ける製法で、種あり皮つきの状まま透明の瓶に丸ごと入っている。シロップは、カクテルに入れたりしても楽しめる。発売元の果楽代表の土居氏は、「缶詰とは全く違う味で、生のまま食べた状態にかぎりなく近い」と話す。
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■約2.5ヘクタールの自社農園で栽培
果楽は、くだもの王国おかやまを代表する桃の産地「倉敷浅原」に約2.5ヘクタールの自社農園を持つ。農園内では約400本、約20品種の桃を栽培。1品種のシーズンは約2週間で順番に収穫している。
超弱剪定栽培「おかやま自然流」にこだわり、栄養価を高める「アルギット農業」を実践中だ。
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■通販で購入可能
SNS上では、「もものシーズンはわりと短いので、1年じゅう生のままの味が楽しめるのはうれしい」といった声があがっている。
販売は通販を中心に行っており、果楽オンラインショップからも購入可能だ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)