スエズ運河の座礁トラブル 再びトイレットペーパー危機の恐れも?

世界の貿易の約12%がスエズ運河の水路を利用してきた。この度のトラブルがいかに深刻なものか疑う余地もない。 

2021/03/28 17:00

トイレットペーパー買い占め
(Maridav/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

世界物流の大動脈であるエジプトのスエズ運河を、完全に塞いでしまっている超巨大コンテナ船。4日が経過した時点で、末端価格にして100億ドル近くという商品を積んだ200隻以上の船舶が通過できないとも伝えられている。

そんな中、世界が再びあのパニックに見舞われる可能性が出てきたことを、『Investor’s Business Daily』『Mirror』他が続々と報じた。



 

■「猛烈な砂嵐」との情報も

船長400メートル、重さ22万トンというパナマ船籍の世界最大級のコンテナ船「エヴァーギヴン(Ever Given)」号。日本の今治造船の子会社である正栄汽船(愛媛県今治市)が所有し、台湾の長栄海運が運航にあたっている。

中国からオランダのロッテルダムに向かう中、エヴァー・ギヴン号は現地時間の23日の朝、マディヤー(Ma’diyah)付近の狭い部分で座礁した。停電により横流れが発生したという情報に加え、猛烈な砂嵐が吹いていたとの情報もあるようだ。


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■再びトイレットペーパー危機も

タグボートによる船首の移動が試みられたが26日には断念。米国の海軍が要請を受けて現地に向かい、特殊な技術を提供するだろうとの最新情報があったが、正栄汽船も26日に記者会見を開き、船体周辺の土砂を撤去する作業を進め、離礁を目指していることを明らかにした。

超巨大コンテナ船の座礁と水路の閉塞で、石油価格高騰への連動を避けられないとの見方も多いが、それに加えて注目が集まっているのが、再びのトイレットペーパー危機報道だ。

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■中南米最大の紙パルプ会社
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