スエズ運河の座礁トラブル 再びトイレットペーパー危機の恐れも?

世界の貿易の約12%がスエズ運河の水路を利用してきた。この度のトラブルがいかに深刻なものか疑う余地もない。 

社会

2021/03/28 17:00


 

■中南米最大の紙パルプ会社

現在、どの船舶もアフリカ大陸を沿う航路での迂回を余儀なくされ、ソマリア沖やギニア湾では海賊対策として軍による援護が行われている。

その影響を受ける業界は多岐にわたり、人々の生活に直結する食糧、生活物資、ガソリン、液化天然ガスなどの価格の変動や流通の状況に、今後必ずや変化が起きるとみられている。

そんな中、ブラジル・バイーア州のサルバドールを拠点とする中南米最大規模の紙パルプ会社『スザノ・パペル・エ・セルロース(Suzano Papel e Celulose S. A.)』のCEOが、米国『ブルームバーグ』とのインタビューに応じた。


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■パルプの出荷量に影響

スザノ・パペル・エ・セルロース社は80ヶ国を超える世界の製紙メーカーに、トイレットペーパーの製造に必要な広葉樹パルプを供給。世界におけるシェアの約3分の1を誇っているなか、スエズ運河のトラブルで影響を受けてしまった。

「今月から出荷量が減る」と説明する同社のCEO。これにより、市場にまた新たなトイレットペーパー危機説が浮上してしまった。中国では複数のメディアが、上海にある多くの製紙メーカーが打撃を受けると報じている。日本も決して無縁ではないはずだ。

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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ

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