『報道ステーション』の“コイツ”呼びCM問題 高橋真麻のコメントが反響呼ぶ
批判が殺到し、放送からわずか2日で削除された『報道ステーション』のウェブCM。高橋真麻の冷静なコメントに多くの反響が。
29日放送の『バイキングMORE』(フジテレビ系)では、わずか2日ほどで削除された『報道ステーション』(テレビ朝日系)のウェブCM問題について取り上げ、フリーアナウンサー・高橋真麻の冷静なコメントが反響を呼んでいる。
■批判殺到しテレビ朝日が謝罪
問題となっているのは、3月22日に公開されたウェブCMで、若い女性がワンショットで登場し…
「会社の先輩産休明けて赤ちゃん連れて出てきたんだけど、もうすっごいかわいくって。
どっかの政治家が「ジェンダー平等」とかってスローガン的に掲げてる時点で何それ時代遅れって感じ。
化粧水買っちゃったの、もうすごいいいやつ。それにしても、消費税高くなったよね、国の借金って減ってないよね。あ、9時54分…」
というセリフを言い、最後に「こいつ報ステみてるな」というテロップが大きく入る…というもの。公開からわずか2日ほどで削除され、テレビ朝日が謝罪している。
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■「すぐ取り下げ」対応に疑問
当該CMについて、コラムニストの山田美保子氏は「F1層と言われる、20歳~34歳の女性の数字が恐らく報ステは弱かったのでしょう。なので、その世代の女の子を主役にしたウェブCMだったのだと思う」と解説。炎上した大きな要因は「女性をコイツ呼ばわりするテロップ」ではないかと指摘した。
坂上忍は、以前スキャンダルを起こしたタレントを起用してバッシングを受けたCMが、すぐに放送中止となった事例を挙げ「その批判に屈して、すぐなきものとする対応ってどうなの?」と疑問を呈する。
アンミカも、昨今は言葉狩りで炎上する風潮があるとしつつも、それは「時代が動く、価値観が変わっていく時期」だからこそ起きている現象でもあり、一石投じた者として、報道番組として、議論を活発化させる役割もあったのでは、と私見を述べた。