接種する医師に賠償責任? 新型コロナ「ワクチン安全証明書」なる怪文書が出回る
国内でもスタートした新型コロナウイルスのワクチン接種。しかし医療関係者の間では不可解な書類が出回っているという。
全国で、国による緊急事態宣言が解除された後、早くもリバウンド(感染再拡大)の様相も見せている新型コロナウイルス。ウイルスと戦うために最も有効な切り札のひとつとされるのが、ワクチンだ。
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■国内でも80万人以上が接種
国内でも2月17日より医療関係者の接種が始まり、3月26日現在で82万人以上が接種を受けている状況。しかし、新型コロナウイルスに限らずワクチン・予防接種には、強固な反対派が存在する。
医療関係者の一部には、「新型コロナウイルス・ワクチン安全証明書」なる怪文書が出回っている。接種する医師の署名・捺印を求め、副反応などに対しての賠償責任を要求する内容だ。しらべぇ取材班は、この文書が手元に届いたという40代のA医師に話を聞いた。
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■過激な人たちが作成か?
今回の文書はどこから回ってきたものなのか、聞いてみたところ…
A医師:作成者はわかりませんが、新型コロナウィルスがそもそも存在しないという極論を掲げている人たちの間で作成されたようです。Facebookを通じて医師の友人から流れて来ました。
ちゃんとしたlegal documentでもないですし、誤字脱字もあります。医師賠償責任保険の何たるかも分かっていない人が書いた文書のようです。ただ、このような過激な文章を作成する人が中にはいるということ自体が由々しき事態だと考えます。