全国初の“エスカレーター条例”で片側空けは不要か SNSで賛否相次ぐ

埼玉県で成立した全国初の条例。「エスカレーターで歩くのはNG」にSNS上で賛否の声が相次いでいる。

2021/03/30 13:00


エスカレーター
(Chalongrat Chuvaree/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

26日、埼玉県で全国初の条例が成立。「埼玉県エスカレーターの安全な利用の促進に関する条例」で、エスカレーターでは立ち止まって乗らなければならないというもの。

30日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)で特集し、この日、ツイッターで「エスカレーター」のワードがトレンド入りした。



■ツイッター上で賛否の声

今年10月から施行されるこの条例。管理者は利用者に周知し、知事は管理者へ指導・勧告できるが、罰則規定はない。エスカレーターを歩くことで接触事故につながるケースがあり、日本エレベーター協会によれば「乗り方不良」による事故が2018年からの2年間で805件も発生しているという。

この条例にツイッター上では、「歩くのは危ないし賛成」「歩く人のためにわざわざ片側を開ける意味がわからない」と賛成する声があがる一方、「急いでいるときは走りたくなる」「階段がないこともあるから困る」と反対する声もあがっている。


関連記事:エスカレーターの片側空け 「おかしい」と思う人の割合は…

■周知の必要性を訴え

安全面だけでなく、効率面でも両側に立ち止まって乗ったほうがよいといわれている。

しかし、片側を空けるのがマナーとなっている現状で、そこに立ち止まって乗る勇気はないという声も。『スッキリ』の中で加藤浩次は、「(条例が)みんなに周知するのができるなら全然いいんだけど、周知されてない人が後ろから『おい、マナー悪いな。(止まるなら)左に寄れよ!』みたいな人が出てきたらイヤですよね」と危惧する。

フリーアナウンサーの高橋真麻も、「絶対そういう人いるなって。私もきっと立って待ってたら舌打ちされるんだろうなって」と共感し、「だからこそ、条例にしてくれたほうが『これ条例ですから』って説明できる」と続けた。

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■場合によっては片側を空ける配慮も
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