突如トレンド入りした「ネタバレサイト」ってなに? ネットで疑問の声
いわゆる「ネタバレサイト」が、著作権侵害としてサーバーの管理会社に発信者の情報の開示を命じる判決された。ネット上では「ネタバレサイト」に疑問の声が。
31日、ツイッターで「ネタバレサイト」のワードがトレンド入りを果たした。これを受け、ネットユーザーからは「ネタバレサイトってなに?」といった疑問の声が相次いでいる。
■連載マンガのセリフが無断で掲載
この日、いわゆる「ネタバレサイト」と呼ばれるサイトに、連載中のマンガのほぼすべてのセリフが無断で掲載されていたとして、東京地方裁判所が著作権の侵害にあたると判断し、サーバーの管理会社に発信者の情報の開示を命じる判決を言い渡した。これらは、著作者が作品を無断で複製されない「複製権」と、無断で公衆に向けて発信されない「公衆送信権」の侵害に当たるとされている。
この報道を受け、ツイッタートレンドに「ネタバレサイト」のワードが入るも、ネタバレサイトを知らないユーザーからは「ネタバレサイトってなに? 聞いたことない」といった疑問の声が相次いだ。
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■ネタバレサイトで広告収益
「ネタバレサイト」とは、マンガの一部シーンの画像やセリフを掲載し、ストーリーの「ネタバレ」をしているサイトのことを指す。同様のサイトでは、マンガの発売日に内容のすべてを掲載することで、広告収益を儲けている。
約3年前には、海賊版漫画サイトによる著作権侵害が社会問題となり、その後運営者が逮捕された。最近では、マンガそのものを掲載するのではなく、「ネタバレサイト」のように、セリフを掲載するケースが増えているという。
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■ネットユーザーからは怒りの声
今回の報道を受け、ツイッター上では「ネタバレサイトなんてあったのか」「変なところに頭を使う人が多いよね」「文章でも著作権侵害になるのか…知らなかったな」といったネットユーザーからの声が寄せられた。
また「マンガは買わないとダメだよ」「よくわからない抜け道使ってマンガ読まないでほしい」といった怒りの声もあがっている。
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(文/しらべぇ編集部・北田力也)