ビックカメラのカレンダーで「未来」を見ると… 素晴らしい汎用性に反響相次ぐ
東京オリンピック延期の余波を受け、今年は一部祝日の日程が変更に。そんな中で「ビックカメラ」のカレンダーが注目を集めているようだ。
■7月、8月、10月に何やら異変が…
通常、カレンダーは平日の日にちを黒、土曜を青、日曜と祝日を赤で表記するのが一般的。
しかしビックカメラのカレンダーの7月19日(海の日)、8月11日(山の日)、10月11日(スポーツの日)を見ると、なんとこれらの日にちはそのいずれの色でもなく、数字内が「真っ白」で表記されているのだ。
そのため祝日の変更がなければ数字内を赤で塗りつぶせば良いし、変更となった場合は黒で塗りつぶせば対応可能。もちろんオリンピックの開会式前日や当日などの日にちも、真っ白な表記となっている。
関連記事:今年の3月20日(土)には要注意? カレンダーを見た人から悲鳴相次ぐ
■汎用性抜群なカレンダーの誕生秘話
ビックカメラの広報担当は「当社では毎年末に、オリジナルカレンダーを配布しているのですが、昨年のデザイン確定時点(10月下旬ごろ)では2021年の祝日がどうなるか不明であったため、お客様ご自身で色塗りができるよう、白抜きのデザインを採用しました」と、カレンダー誕生の経緯を振り返る。
ちなみに2018年末に配布された2019年度のカレンダーでも同様の手法を用いたとのことで、こちらに関しては「4月末~5月上旬の祝日と、新元号がデザイン確定時点で分かりませんでした」「そのため、4月30日~5月2日までを白抜きにし、従来元号が大きく載っていた箇所を空欄にすることで、お客様ご自身で書き込めるように致しました」と詳細を語ってくれた。
これらの一風変わった取り組みはユーザーからも評判が良く、担当者自身も「(お客様から)面白い取り組みだという声を頂戴することがございました。今後も変化があった際は柔軟に対応してまいります」とコメントを発している。
・合わせて読みたい→クイズに挑戦 「春分の日は昼と夜の長さが同じではない?」など問題2選
(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)