福岡市立中学校が指定違反の下着を脱がせるよう指示 県弁護士会は「人権侵害」と批判
大学の教職課程担当教授は、「教育の本質とは真逆」とバッサリ。その驚愕の実態とは…
■教委は全体像を把握せず
福岡市教育委員会は、しらべぇ編集部の取材に対して「下着のチェックなどの校則に関して、各学校に対して不適切な部分は改めるように指導した」述べた。しかし「実際に校則から削除したのを確認したのか」について問うと、「していない」と述べた。
また福岡市教委は、過去に保護者などから校則に関して指摘を受けても、その学校に指導を行うのみで、そのほかの中学校でどのような校則があるのかという全体像をつかんでいなかった。
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■教育の本質とは真逆
首都圏の私立大学教職課程担当教授は、「現場では指導力がない教師ほど、校則で生徒をしばろうとする。そもそも『生徒の自主性を重んじる』という教育の本質とは真逆な事態だ」と手厳しい。
文部科学省の担当者は、「研修会などで『校則は時代にあうようにアップデートしていくべき』と以前から言い続けている」と述べた。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)