新型コロナワクチンを誤って8歳児に接種 ドライブスルー方式での確認不足で…

父親の話に「まさか」と仰天した医師。8歳ではワクチン接種の資格がないことを、父親は知らなかった。

2021/04/07 09:00


 

■おろそかな確認作業

ネットでの予約申請において、父親は男児の生年月日などを偽りなく入力。8歳児が受理されてしまうシステムにも問題があるが、当日も検温や問診ではねられることはなかった。

さらに接種者が、被接種者の顔をしっかり確認することなく、差し出された腕に次々と打っていた可能性もあるという。市民の間からは、一連の仕事のずさんさに不安の声が上がっている模様だ。


関連記事:新型コロナワクチン詐欺と見られる不審電話が話題 関係機関に具体的内容を聞いた

 

■システムの甘さと人為的ミス

男児の父親は、そもそも8歳では接種の資格がないことを知らなかった。かかりつけの小児科で「ワクチンを打ってもらった」と話したところ医師が仰天し、そこで初めて小児への接種は認可されていないことを知ったという。

このたびのアクシデントについて、「当初、少年の名は接種待ちの50歳未満の人々のリストに入っていた」と説明する州の医療保健当局。

そのグループの接種が可能になった際に少年の名も一緒に移行されたが、18歳未満をふるいにかけなかったことは人為的なミスでした」と述べ、男児と家族に陳謝した。

・合わせて読みたい→新型コロナワクチン“副反応”などの実態とは 接種した米国在住日本人医師に聞いた

(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ

Amazonタイムセール&キャンペーンをチェック!

ボランティアワクチンドライブスルー新型コロナウイルス翻訳記事新型コロナウイルスワクチンテキサス州
シェア ツイート 送る アプリで読む

人気記事ランキング