エヴァが好きすぎる仏教系寺院 推しキャラめぐるフラグを華麗に回収してしまう

『エヴァ』愛が素晴らしいと話題の埼玉県・川越市の寺院。ついに副住職の推しキャラ声優からリプライも寄せられる事態に。

話題

2021/04/07 05:45


 

■公式による奇跡のご褒美が待ち受けていた

記者が最明寺を訪れた時点では、院内の掲示板には「辛い事を知っている人間の方が、それだけ人に優しくできる。それは弱さとは違うからな」と、加持リョウジの名言が張り出されていたのだ。

しかしその翌日からは、千田氏の推しキャラである式波・アスカ・ラングレーの「なんだか、楽になったわ。誰かと話すって心地いいのね。知らなかった」という名言が登場。

推しキャラの言葉だけに千田氏の筆にも気合いが入ったことと思われるが、なんとこちらの掲示板に対してアスカの声優を務める宮村優子がツイッターより反応し「そっか…私、笑えるんだ…」と、これまた作中の名言にて返しているのだ。

投稿ツイートの文末は「式波・アスカ・ラングレーより」と締められており、アスカ推しである千田氏のテンションが爆上がりしたであろうことは想像に難くない。まさか取材での回答は、このフラグだったのか…と思わせるようなタイミングの良さである。


関連記事:夜に訪れた寺院、青く光る謎の物体が… 国境を越えた「粋な計らい」に思わず感動

 

■『エヴァ』に仏教要素はある?

『鬼滅』は大正時代の日本を舞台としているだけあり、作中の随所に仏教的な要素や考え方が散見された。しかし『エヴァ』は旧約聖書をベースとした設定が主軸となっているため、キリスト教的なイメージが強い。

そこで千田氏に『エヴァ』と仏教の共通点について尋ねてみると、やはり「『鬼滅』のような仏教に対する強いオマージュ感を『エヴァ』からはそこまで感じませんね…」という回答が。

しかし最明寺の宗派・天台宗を広く広めた最澄の教えの中には「忘己利他」(もうこりた)というものがあり、こちらの考え方は『エヴァ』を始めとする多くの日本のコミックカルチャーの「主人公たちに多く見られる」要素であるとも補足している。

「自分を忘れるくらい誰かのことを助けたいという思いこそが、人間にとって慈悲の極みなんです」「『エヴァ』でいうとシンジくんが綾波を助けたい! と必死に頑張った行動は、忘己利他の教えと非常によく似ています」と、作中での具体的なシーンを挙げて語ってくれた。

なお『エヴァ』では「心の壁」を表現したと言われるATフィールドというバリアが登場するが、人に教えを押しつけず「来るもの拒まず去るもの追わず」の精神が強い仏教の世界では、心の壁を持っている人に対しては「見守る姿勢」が基本になるという。

・合わせて読みたい→『鬼滅の刃』ブームがこんなところにも… 各地で感じた作品愛に感動

(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ

この記事の画像(2枚)