新型コロナ、小池都知事が厳しく指摘した「都民が油断する時間帯」とは?

増え続ける新型コロナウイルスの新規感染者数。小池都知事は、基本的な感染対策の必要性を繰り返し訴えた。

2021/04/09 16:15

小池百合子

9日、東京都の小池百合子都知事が都庁にて定例会見を実施。夜が更けるにつれて、繁華街でのマスク着用率が下がっていることについて言及した。



 

■2日連続で新規感染者は500人を超える

東京都内の新型コロナウイルス新規感染者数については、3日連続で500人を超えている(4月9日時点)。そのうち変異株の「N501Y」については、8日に20件の感染が確認。

このことに対して小池都知事は、「この広がりが急速に勢いをみせているということは、非常に強い危機感を持たざる終えません」と厳しい口調で語る。


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■18時以降のマスク着用率が…

東京都医学研究所の西田淳志氏の調査によると、繁華街周辺において18時以降、マスク着用率の割合が悪化するという。無論、それは感染拡大につながる悪因である。

その事実に小池都知事は、「この一年間繰り返しで恐縮ですけど、基本的な感染防止対策がやはり重要であるということであります。変異株についても同じことです」「改めてマスクの着用、消毒、換気を今まで以上に徹底する必要がある」ということを何度も訴えた。


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■ワクチンは6月中に約4500万回分の確保

3月21日の緊急事態宣言解除から、増え続ける都内の新規感染者数。頼みの綱であるワクチンは、6月中に約4500万回分の確保ができる見通しが立ったことを、河野太郎行政・規制改革相が9日の会見で発表している。

高齢者向けの接種は12日から始まって、下旬からは本格化する予定だという。これによって、新規感染者の増加が抑まるか否か…まだまだ正念場は続いていく。

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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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